◆別名:
天野屋敷
◆所在:
岡崎市鍛埜町際田13
◆交通:
◆歴史:
文明4間(1472年)に天野貞国が築いた城館と言われているが、応永34年(1427年)に天野貞国が天正寺を建立したとの記録も残っており、応永年間には天野氏の勢力圏に入っていたと考えられる。
天野氏は鍛冶屋村を支配する土豪と思われ、一族は素戔嗚神社(土城)を建立したり、阿弥陀寺(麻生城)に曼荼羅を寄進するなどしており、一定の力を持っていた事が伺える。
亀山城の奥平氏の影響を受けながらも、松平氏に仕えており、家康が幼少の頃、近隣で狩りをした時に豪雨に会い、この地に宿泊したと言う由緒も残されており、日近合戦の際にもこの地に逗留したが、日近城主の奥平貞直の夜襲を受け敗退したと言われている。
◆現在:
明治6年(1873年)に城郭の取り壊し令が出され、岡崎城も破却される事になった際、天野家が岡崎城裏門を譲り受けて、再建した物が現在も残されている。