東本郷(ひがしほんごう)城

2015年10月26日撮影


◆別名

 

◆所在

岡崎市東本郷町古塚

 

◆交通

 

◆歴史

明応2年(1493年)遠江国植村に住んでいた土岐源三郎持益が移住をして北本郷城を築き、植村に改姓して、この地を支配した事が始まりとされ、持益の息子である氏義が東本郷城を築いて移り住み、永生17年(1520年)に栄安がこの地に産まれる事になる。

 

植村氏は酒井氏や石川氏と並び、安翔松平家(松平宗家=徳川家)譜代七家の一つであり、栄安は徳川家康の祖父である松平清康が阿部正豊に殺害(森山崩れ)された時に正豊をその場で切り倒すなどの武功を挙げているが、天文21年(1552年)に沓掛城の近辺で織田方と戦った際に戦死している。

 

栄安の孫である家次は家康の長男である松平信康の小姓として仕えたが、信康が廃嫡されると流浪の身となるものの、後に榊原康政の推挙によって再び家康に仕え、子孫は大名となっている。

 

◆現在

遺構は残されておらず、住宅地の中に植村栄安誕生地の碑が立っており、この地は岡崎市観光文化百選に選ばれている。