明大寺(みょうだいじ)古城

城跡近辺に建つ萬徳寺

 

2017年11月25日撮影


◆別名:

 

◆所在:

岡崎市明大寺本町3-33

 

◆交通:

 

◆歴史:

建武3年(1336年)足利尊氏は京都で新田義貞が戦い、敗れて九州へ落ち延びる事になった。

この時、尊氏に随行した臣の中に仁木義長がいる。

 

尊氏は九州で再挙し東上するが、義長は尊氏に敵対する菊池勢などを攻略してから上洛するが、この時に肥前出身の西郷氏が義長に随従している。

仁木義長は足利幕府の功臣として、伊勢・志摩・遠江・三河など各国の守護職を兼任したが、その中で延文元年(1356年)に西郷氏が守護代として三河入りしたと文献に残されている。

 

延文5年(1360年)に、仁木義長が細川氏や土岐氏などから討伐を受け、西郷弾正が500余騎を率いて矢矧川で畠山氏の軍勢を防ぐが、義長は敗れ去って伊勢へと落ち延びたと伝わる。

この時、西郷氏の動向は不詳だが、永享年間(1429年~1441年)に8km程南に位置する大草城から移り住み、明大寺古城を築いたとされる。

 

◆現在:

宅地化され遺構等は存在しない。